sseze's blog

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クレバリーが自己破産していた話

悲報:「カーテンコールしたかったでしょうね……」――クレバリーが破産申請 - ITmedia PC USER


妹が大学でPCを使うとのことで,久々にアキバのPC街に立ち寄った.
用事は早々に済ませ,同伴していた友達と一緒にアキバをぶらついていたら,自作通りからまた店が一店消えていた.クレバリーだった.


クレバリーといえば,旧リナカフェ横にキーボード専門店舗を出していた自作PCユーザなら誰しも一度は立ち寄ったことがあるPCショップではないだろうか.
ところが,今年の春先に店舗が再編され,秋葉原で唯一の「キーボード専門ショップ」は姿を消した.規模は縮小されたもののキーボード売り場は,再編後の「クレバリー秋葉原店」に存続していたが,先々月末その店舗も閉店していたらしい.


クレバリーでは,昨春にFILCOのMajestouchキーボード(青軸)を買った.キーボードは手に馴染むもの以外許せないタチなので,HHKBRealforceなどのちょっとお高めのキーボードを試し打ちができるクレバリーは,アキバに来た際,必ず帰り際に立ち寄る場所だった.次はHHKBを買うつもりだったのだが...


秋葉原裏通りファンとしては,T-ZONEの廃業や,リナカフェがビル再開発を期に閉店してしまったことが記憶に新しいところだが,秋葉原からまた一店,思い入れ深い店が消えた.


クレバリーT-ZONEといった有名店がこのような状況になったのは,ユーザの需要がデスクトップからノート,そしてタブレット端末へ移行していく中で「自作PC」という文化が廃れつつあることの現れなのだろうと思う.
秋葉原は時代の流行に合わせて,変わっていく街だ.確かに一理ある.ただ,最近の秋葉原はメイド喫茶による一大キャッチ天国に成り下がってしまったように感じる.正直,歌舞伎町のそれよりタチの悪い状況だと思う.


T-ZONEなき後のFreeTのようにクレバリースタッフによる新たな店舗の開店があるかはわからないが,叶うならキーボードの専門ショップが,また出店されることを切に願う.